印象・劉三姐

『印象・劉三姐』は張芸謀による「印象」シリーズの第1作であり、中国初の大規模な山水実景公演です。公演ステージは、周囲2キロメートルにわたる漓江の水域と、書童山をはじめとする12の山々を背景としています。公演会場は陽朔の漓江山水劇場にあり、ホテルからもそれほど遠くなく、漓江の曲がり角に位置しています。実は、このような実景公演で最も難しいのは背景の照明制御であり、背後に民家も街灯もない場所を選ぶことは決して容易ではありません。

「印象」シリーズでは、杭州で『印象・西湖』も観ましたが、その頃は若く時期も早かったため、深く感銘を受けた記憶があります。『印象・劉三姐』はシリーズの第1作として、2004年3月に全く新しい公演形式を生み出しました。

公式紹介によると:

『印象・劉三姐』は広西の歌仙・劉三姐の伝説を受け継いでいますが、彼女一人の物語にとどまらず、中国画の構図や手法を取り入れて本物の山水に溶け込ませ、少数民族の歌特有のリズムや韻律と組み合わせ、漓江沿岸の自然風景や漁師・村民の生活・労働、少数民族の民俗風情などを、視覚効果と芸術的な演出によって融合・表現しています。

公演全体には連続したストーリーラインや正確な歌詞の翻訳はなく、劉三姐を手掛かりに、写意的な映像と親しみやすい山歌を通じて、広西のチワン族、ヤオ族、ミャオ族、トン族などの少数民族の風俗習慣や、漓江周辺の多様な人々の暮らしを象徴的に展示しています。

そのため、公演にストーリーがないことが、おそらくこのショー最大の問題点であり、同時に張芸謀監督最大の課題でもあります。カメラマン出身の監督である彼にとって、良い物語がなければ残るのは映像だけです。15年前であれば確かに驚くべき光景でしたが、視覚的なインパクトが溢れる現代において、映像だけに頼る公演はやや単調で、魅力に欠けてしまいます。さらに字幕や場面転換の説明、解説も不足しているため、一体何を演じているのか全く分かりません……。

n加えて、現在では開演前に長時間かけて書画の販売が行われ、上演中も隣の観客が絶えずおしゃべりしたり、電話をかけたり、ビデオ通話をしたりする始末で、正直あまりおすすめできません。

n公演会場には劇場のほかにも写真撮影に適したスポットがたくさんありますが、残念ながら写真映えするだけで、付帯設備が追いついていないのが残念です~~

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